もくじ
- 1 あの「どうして硬度の高いお水を飲むとお腹がゆるくなるの?」を徹底的に。お待たせしました。
あの「どうして硬度の高いお水を飲むとお腹がゆるくなるの?」を徹底的に。お待たせしました。
みなさんこんばんは。lovelyselectです。
今回はずっと前にコントレックスのページで簡単に説明させていただいていた「どうして硬度の高いお水を飲むとお腹がゆるくなるの?」のつづきです。
もっと詳しく気合を入れてまとめてみました。
いつも自己紹介で名乗らせていただいている「ドリンクブロガー」というより「コンダクター」的な観点から徹底的に書いています。
便秘とコントレックスの関係に焦点を絞った内容です。気になっていた方、もっと知りたいと思っていらっしゃった方お待たせいたしました。
すでになんとなく分かってるという方も小さな発見とおさらいになる点があるはず。
本気で便秘をどうにかしたい人は最後まで読んでくださいね。きっとお役に立てると思います。
※関連記事
※コラム13はいったん前編と後編に分けていましたが、再び一緒にしました。
やや長めですが読みごたえはありますのでお時間がありましたらご覧ください。(2019年5月1日より統合)
コントレックスを飲みすぎると下痢になる人がいる理由
まずは少しだけおさらいを。
常連の方、急いでいる方は次の段落(「便秘の改善に役立つマグネシウム」)からでも大丈夫です。
超硬水の「コントレックス」を飲むとお腹を下してしまう方もいらっしゃると思います。
その理由の一つとして考えられるのは、何度かご紹介させていだいているとおりコントレックスの成分の中にマグネシウムが含まれているということです。
マグネシウムは便秘の改善に使用されていることは「どうして硬度の高いお水を飲むとお腹がゆるくなるの?」でお話したとおりですが、今回はこの点についてしっかりと掘り下げてみようと思います。
コントレックスの説明記事
もっとちゃんと分かりやすく!
どんどん書いていくからみんなついてきてね。
便秘の改善に役立つマグネシウム
医療現場で実際に便秘の改善に使われているのは、マグネシウムの化合物である「酸化マグネシウム」というものです。
この「酸化マグネシウム」には便を柔らかくしてくれるという効果があります。(※医学的に証明されている効果効能のため「明記」させていただきます。)
注意!!
ここからは、本格的に便のお話になっていきますのでお食事中の方は後から読んだ方がいいかもしれません。
マグネシウムが向いている人。便秘薬依存の方も試してみて
それでは具体的に「便とマグネシウム」の関係について掘り下げていきますね。
マグネシウムには水分を集める物質に変化して腸内の便を柔らかくしてくれる働きがあります。
「酸化マグネシウム」はそれをもっとスムーズできるようにしたものだとざっくり考えてください。
そう考えると、かたい便を柔らかくしてすんなりと排便しやすくしてくれるイメージがわくと思います。
つまり、コロコロやカチカチの便の方、そこまでではないけれど「ややかためでお手洗いに長時間こもってしまう方」にはとてもピッタリな成分なのです。
逆にいうと、下痢気味の方や便が柔らかい方には意味のないものということになります。
便自体は特に固いわけではないのに便秘の方もいらっしゃると思いますが、そういう場合はアルカリイオン水の方があっているかもしれません。
理由は下の方で解説しますので気になる方は“アルカリイオン水の段落”をごらんください。
話を「酸化マグネシウム」に戻しますね。
「酸化マグネシウム」は、強烈に効くタイプのお薬ではありません。あくまでも便を柔らかくして排便をしやすくするものです。
「飲んですぐ劇的に効く」ことを求めるとがっかりしてしまうことでしょう。
ただし基本的に「副作用が少なくて、依存性も低い」という利点があります。
ピンクの小粒○ーラック的な便秘薬が常に手放せない方で、「便がかたい」タイプに当てはまるなら「酸化マグネシウム」を試してみるといいかもしれませんね。
その他、「大黄」が入った漢方系便秘薬や「センナ入り」の便秘薬などの腸を刺激して排便をうながすタイプのものは依存性が強くどんどんと強い刺激を求めてお薬の量が増えていってしまう傾向にあります。
本気で便秘にお困りの方はお医者さんに相談して「酸化マグネシウム」を検討してみてください。
(※市販の「酸化マグネシウム」もあります。)
・・・と、
ここまでのお話で、マグネシウムを多く含むコントレックスを飲むとお腹を下してしまう方がいる理由がはっきりとお分かりいただけたと思います。
でも、ここで疑問が・・・別にコントレックスじゃなくてもいいのでは???
そんな風に思われた方、鋭いですね。その通りです。
簡単に言うとマグネシウム含有量の多いミネラルウォーターを飲めばコントレックスと同じような効果が得られます。
注意点としては、腎臓が良くない方はマグネシウムを摂取しない方が良い場合があります、腎臓に持病がある方は市販薬を購入せずかかりつけのお医者さんに相談してください。
腎臓に問題はないけれど、マグネシウムの過剰摂取について知っておきたいという方は下の段落で説明しています。
※医薬品です。カチカチ系の便秘の方向き。
(腎臓が良くない方は必ずお医者さんにご相談を)
【第3類医薬品】酸化マグネシウムE便秘薬 360錠
by Amazon
別にコントレックスにこだわる必要はないよね
「文字2」・・・凄く人気あります。
わたしも最初苦労しましたけど、飲みなれてくると逆にあのクセのある味に慣れて普通のミネラルウォーターでは物足りなくなりました。(※炭酸水や超軟水を除く)
カルシウムを多く含んでいる点もダイエット中の方やスポーツをする方、健康に関心が高い方たちから人気がある理由です。
そう、カルシウム補給なんですね。もちろんマグネシウムも含んでいますが、「コントレックス」の特徴としてカルシウム含有量が多いことが第一に挙げられます。
つまり便秘をどうにかしたくて苦手なコントレックスを飲むくらいなら他のマグネシウムの多いミネラルウォーターを飲んだ方がいいのではないかということになります。
実際にマグネシウム含有量が多くて(コントレックスよりは)飲みやすいミネラルウォーターがいくつもあります。
例えば有名なところでは「エビアン」や炭酸系の「ゲロルシュタイナー」あたりは個人的におすすめです。
- 1.どちらもコントレックスより飲みやすい(※軟水よりはクセがあります)
- 2.比較的手に入れやすくて、お値段も高くない
- 3.サプリメントのように飲み方を間違えてもマグネシウムの過剰摂取になる可能性が圧倒的に低い
この3点が、カチカチ系便秘の改善目的ならコントレックスよりもおすすめな主な理由です。
硬度1302~1400
原産国:ドイツ
(ナチュラルミネラルウォーター/天然炭酸)
※ドイツでもっとも親しまれているミネラルウォーター。
天然の炭酸水のため、” 超硬水にしては “飲みやすいです。
もっとディープに
まず、「エビアン」に関しては、エビアンの解説ページでもお話した通り“硬水のわりに”マグネシウムが多い分スッキリとした味(やや苦味を含む)で、「もたつき」がない分コントレックスよりはのどを通りやすいです。
※あくまでも“硬度が高いわりに”です。
硬度291(中硬水)~304(硬水)
原産国:フランス
(ナチュラルミネラルウォーター)
※マグネシウムとカルシウムのバランスが優れてます。
(カルシウムの含有量に対するマグネシウムやナトリウムの割合が少なめなので「硬度のわりには」飲みやすいです)
中硬水のエビアンで飲みにくさを感じた方は、硬度301mg / L 以上の硬水はさらに飲みにくくなるので避けた方が無難でしょう。
「ゲロルシュタイナー」に関しては、炭酸入りのタイプのため同じくらいの超硬水を飲むときには炭酸に気をとられ?クセが緩和されます。
あとは・・・エビアンやコントレックスに比べてややナトリウムの味(塩味)を感じます。
ゲロルシュタイナーのレビューで詳しく書いていますので気になる方は参考にしてみてくださいね。
こういう理由から、カチカチ系便秘の改善目的ならコントレックスよりも「エビアン」や「ゲロルシュタイナー」の方が飲みやすいというお話を長い間ずっとみなさんにさせていただいています。
どうして何度も言うんだろう?と思っていらっしゃった方もいらっしゃるでしょうね、きっと。
でも、今回そのわけをご理解いただけたのではないでしょうか?
2番目の理由として挙げている“比較的手に入れやすくてお値段も高くない”については、「エビアン」「ゲロルシュタイナー」、そして「コントレックス」全てに当てはまります。
- エビアンで人気のある1.5リットルタイプが1本当たり200円 ⇒ 1リットル換算で133.33円(※2019.12.7現在)
- ゲロルシュタイナ1リットル入りタイプが1本当たり204円(※2019.12.7現在)
- コントレックスは1リットル入りタイプ(直輸入品)が1本当たり123円(※2019.12.7現在)
どれも継続して販売されていて欠品になりにくく、仮に欠品しても補充がスムーズで価格もお手頃なため続けやすいですね。
3番目の“サプリメントのように過剰摂取になる可能性が低い”についてはミネラルウォーターの場合、過剰摂取になるほど一気に飲めないためむしろ過剰になる方が難しいからです。
そもそもサプリメントのように濃縮されているわけではなく、ミネラルウォーターで摂取できるミネラル成分には限界があります。
つまり、すぐに効果を得られるものではない分、リスクも低いということです。
コントレックスに慣れているならそのまま変える必要はないですよ!
ここまで、コントレックスよりも飲みやすくておすすめなマグネシウム含有量の多いミネラルウォーターのお話をしてきました。
分かりやすくマグネシウム含有量順に並べていくと
-
- 1.ゲロルシュタイナ ⇒ マグネシウム(mg):100~110mg/L・硬度1302~1400(超硬水)
- 2.コントレックス ⇒ マグネシウム(mg):74.5~84.0mg/L・硬度1459.4~1559.4(超硬水)
- 3.エビアン ⇒ マグネシウム(mg):24mg/L・硬度291(中硬水)~304(硬水)
※天然水のため多少変動があります。
という順番になります。それぞれおおよその硬度を付け加えてみましたので「エビアン」が硬度のわりにはマグネシウムを多めに含んでいることをきっとご理解いただけたと思います。
カロリー:0kcal/100ml
「コントレックス」のクセのある味が好きな方やわたしのように「もう慣れたよ」という方もいらっしゃることでしょう。
そういう方はそのままコントレックスを続けて美容や健康維持に役立ててくださいね。
逆に、試しにコントレックスを飲んでみたけど無理だったという方は「エビアン」や「ゲロルシュタイナー」を試してみてください。
また、いままでに一度も硬水を飲んだことがない方がいきなり「コントレックス」から始めてしまうと泣きます(リアルに)
クセが強いし基本マズいです。
まだ硬水を飲んだことがない方は「コントレックス」よりもマイルドな硬水から始めてみてください。
いきなり「コントレックス」に手を付けるとどうなるのか知りたい好奇心旺盛な方は
⇒ 「【コラム13】まずい?苦手な超硬水のコントレックスが飲めるようになった話、あの独特のまずさ?がクセになった瞬間。」をご覧ください。
きっともう少し硬度が低いものから始めたくなります。
マグネシウムを過剰摂取するとどうなる?
基本的にマグネシウムは過剰摂取になりにくいミネラルです。
ミネラルウォーターでマグネシウムを過剰摂取するのは難しいというお話をしましたが、それでも、もし過剰摂取してしまったらどうなるのか知りたいという方もいらっしゃることでしょう。
摂取を避けた方が良いのは“腎臓の具合が良くない方”です。
すでに「高マグネシウム血症」と診断されている方は“避けた方が良い”ではなく“絶対に飲まないでください。”
腎臓に不安があるけれど、便が硬くどうしても「酸化マグネシウム(医薬品)」を飲みたい場合は必ずお医者さんにお話してください。
もちろんお医者さんがダメと言ったら飲んではダメです。
その他、下痢気味の方や便が柔らかい方には向きません。そもそも便を柔らかくする必要がありませんよね。
それ以外の方は、マグネシウム含有量の多いミネラルウォーターを飲んだり「酸化マグネシウム(医薬品)」で便秘の改善を目指してください。
マグネシウム不足で起こる問題は多方面に。
マグネシウムが極度に不足すると、骨粗鬆症や神経疾患、不整脈、心疾患、筋肉収縮異常などが起こります。
意外なところでは、精神疾患も。これらはすべて医学的な事実です。
マグネシウムを多めに摂取してしまっても基本的に尿で排出されますので、腎臓に問題のない方がミネラルウォーターを飲んだくらいで過剰摂取になることはないと思ってください。
ただし、高濃度のサプリメントや酸化マグネシウムを飲む場合は別です。
腎臓に疾患がある場合は特に注意してくださいね。腎臓に不安のある方は「酸化マグネシウム」を摂取する前に必ずお医者さんに相談してください。
ストレスバトル、結石も溶かせマス。
実はマグネシウムはストレスによって不足しやすくなるミネラルでもあります。強いストレスにさらされている方、マグネシウムが不足しているかもしれません。
え?カルシウムではないの?ときっと不思議に思われた方もいらっしゃることでしょう。
意外なことにストレスによってマグネシウムは不足します。
イライラ防止にカルシウムを摂った方が良いというのはよく言われていますが、マグネシウムとセットでとる方がもっと良いです。
なぜならカルシウムの摂取に比べてマグネシウム摂取のバランスが少なる傾向にあるからです。
マグネシウム自体は妊婦さんも多めにとった方が良いですね。
妊娠されている方で便秘がつらい方は、市販の「酸化マグネシウム(便秘薬)」を購入せず、直接かかりつけのお医者さんに相談してくださいね。
マグネシウム(ミネラル成分)を多めに取った方が良い理由にお話を戻します。
マグネシウムが「骨や歯の形成に必要な栄養素」だからです。
マグネシウムが不足すると、骨の中に蓄積されたカルシウムが溶け出してしまいます。
妊娠中の方はこの辺りのことはお医者さんや看護師の方からすでに聞いて知っている方もいらっしゃるでしょうが、もし今回初めて知ったという方はぜひカルシウムとセットで摂ることを心がけてください。
アルカリイオン水のこと。
もし便秘や慢性の下痢に悩んでいてそれを解消することが目的の方には、「アルカリイオン水」をおすすめします。
アルカリイオン水には胃腸の調子を整えてくれる働きがあるからです。
「アルカリイオン水」は軟水~超軟水が多くとても飲みやすくて、体にすんなりと入ってきてくれるお水です。
便秘解消の効果も期待できますのでコントレックスなどの超硬水をどうしても受け付けられない方はこちらをお試しください。
(有名どころでは「キリンのアルカリイオン水」(※人工的に作られたアルカリイオン水ですがお安いです。)
天然のアルカリイオン水だと「温泉水99」や「日田天領水」、「観音温泉 飲む温泉」などがあります。
コラム13:「【独占コラム13】まずい?苦手な超硬水のコントレックスが飲めるようになった話、あの独特のまずさ?がクセになった瞬間。」より引用
⇒ 解説:「温泉水99」
⇒ 解説:「日田天領水」
⇒ 解説:「観音温泉飲む温泉水」
カロリー:0kcal/100ml
⇒ 解説:「キリンアルカリイオンの水について。」
やっぱり天然アルカリイオン水が良いという方
カロリー:0kcal/100ml
「温泉水99」は、単なる天然アルカリイオン水ではなく、超軟水&温泉水でもあります。
⇒ 解説:「温泉水99」
“カチカチ系ではない便秘”の解消だけでなくミネラル補給も考えているということでしたらやはり「超硬水」にチャレンジしていただきたいです。
実は、女性だけでなく男性も積極的に飲んだ方が良いアイテムだったりします
カチカチ系便秘で困っている方、美容や健康に敏感な女性や妊婦さんはぜひ摂取していただきたいマグネシウムですが、実は男性にもおすすめです。
女性よりも男性の方が結石になりやすいことはご存知の方も多いですよね。
「酸化マグネシウム」には、その尿道結石を予防してくれる作用があります。
専門的な言い方をすれば「尿路シュウ酸カルシウム結石の発生を予防する」ということです。
あくまでも予防ですから、すでに小さな結石がある方はもっと直接効くお薬を病院で処方してもらうか手術(※深刻な場合)が必要です。
ましてやいくらマグネシウムの含有量が多いとはいえ、ミネラルウォーターだけで劇的に治るということはありません。
あくまでも補助として考えてください。
わたしはミネラルウォーターが大好きですがミネラルウォーターだけで「病は治りません」し「痩せません」
病気を治したい、すぐに痩せたい、キレイになりたい・・・そんな人間の願いや欲を利用してお金儲けをする企業があります。
自分に合わない高価なミネラルウォーターを買っても仕方がないですよね。
次回予告
今回はメルマガ並みに濃縮したコラムになりました。
読んでいる方も大変だったかもしれませんね。
でもきっとお役にはたてたと思います。
始まりは「コントレックスが便秘に効く理由」でしたが、最終的に目的によっては無理にコントレックスにこだわらなくても良いことやマグネシウムの多いミネラルウォーターを摂取することがなぜ良いのかまでご理解いただけたはず。
ダイエット女子はカルシウム含有量が多いコントレックスを。
ストレスに負けたくない方、便がかたい方、尿道結石のリスクを減らしたい方は積極的にマグネシウムの多いミネラルウォーターをとりいれてみてるといいですよ。
異常に高額で効果が謎のミネラルウォーターや、やたらと大げさに奇跡がどうこう、病気が治ったとか言うようなものではなく
ちゃんとした理由と根拠が分かって飲めばミネラルウォーターは本当に健康維持に役立つんだなというとがなんとなく伝わればうれしいです。
次回は「むくみ」をテーマにしたコラムでさらに徹底的に書いていきます。
人体実験ありです。
実験台はもちろんわたしです、マッドサイエンティスト的なものではありませんので安心してください。
長くなりましたが、最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。
それではまた。
ミネラルウォーターのおすすめコラム